『夜と霧』を読んで
こんにちは。
黒川です。
フランクルの『夜と霧』を読みました。
高校の時の恩師が、私の転職に当たって、「人生に何を望むかではなく、今の状況で人生は自分に何を問いかけているのか、どのような答えを求めているのかを考えるとよいと思います。」という言葉をくれました。
フランクルの「夜と霧」を引用しつつの言葉でした。
僕は、打算的になればなるほど計算が合わなくなるものだと思っています。
ノリ、勢い、直観、あるいは「この状況はこのように行動せよということではないか?」という感覚を大事にしたいと思っています。
また、忘己利他の姿勢が身につけば、自分の期待どおりに物事が運ぶか運ばないかで一喜一憂して疲れることはなくなるでしょう。
『夜と霧』は、ナチスの強制収容所におけるユダヤ人心理学者の体験が書かれたものですが、そのような極限状態でなくても、人生は自分中心に考えれば思いどおりに運ばない「苦」ばかりだと感じています。
そんななか、起こったことすべてに意味があるという前提で、人生が僕に期待していることは何かを考え、行動で回答しつづける姿勢があれば、「苦」から遠ざかり、人格を磨き、他者の幸福を生み、ひいては「今」を生きる自分の充実につながるのではないかと思います。
とりとめもありませんが、これが今日の「ざっかん」です。
- 作者: ヴィクトール・E・フランクル,池田香代子
- 出版社/メーカー: みすず書房
- 発売日: 2002/11/06
- メディア: 単行本
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