カラマーゾフの兄弟を読みました
こんにちは。
黒川です。
カラマーゾフの兄弟を読みました。
上巻は何度も心が折れそうになりました。
中下巻は引き込まれて一気に読む箇所が多かったです。
自身の不勉強で、キリスト教やロシア正教のことが分からないため、何を言っているのかよく分からない場面が多かったです。
ただ、その中でも、キリストは自由な信仰を唱えた→教皇が世俗権力も手にして自由な信仰を奪うことで人々は余計なことに悩まずに済んだ→知識人層に無神論が広がり自由の空気が広まったが行動選択の拠り所がなくなって人々は混乱する、というのはなんとなく分かった気がします。
理解を深めるために再読しようかとも思ったが、あまり気が進みません。
作者の宗教観・社会の見方を理解することはできなかったが、小説としてはそこそこ楽しめました。
普段の自分の生活を振り返ると、状況に振り回されるばかりで、自分がこうするべきだという判断や、その基礎となる判断基準がないのを感じます。
拠り所を持ちたい。
生きる意味を感じていたい。
それがあってこその目の前の仕事や人との接し方だと思います。