ざっかん

雑感×雑柑

マーケットの壁を破らないという選択(有機農業、久松農園)

こんにちは。

黒川です。

久松農園に関するインタビュー記事が気になったのでシェアします。

agri.mynavi.jp

有機農業だから安全、有機農業だからおいしい、というわけではないと言いながら有機農産物を売っている面白い人です。

記事の中で、「今ものすごく良質な顧客がぼくの野菜を買ってくれています。今まで通りの営業でどんどん伸びるならやるかもしれませんが、そうでないなら、既存の顧客の外側にいる層にまで無理してアプローチしたいとは思わないんです」という言葉がありました。

前提として、設備投資により、法人化、雇用を成り立たせることができる規模までは拡大したという認識があります。

創業期のがむしゃらに駆け抜ける時期と、整えてじわじわと伸びていく時期、というのは、僕が勤めている会社にも部分的に当てはまります。

今は、認めてくれる地域のサポーターを離さず、着実に根付いていくことが重要なのだという気がしています。

他方で、このままJFLでよいかというと、それでは現状維持ができないという点は違います。

J3、J2、J1と昇格していく期待、可能性があるからサポーターがついてきてくれるわけで、結果にもこだわらなければいけません。

 

小さくて強い農業をつくる (就職しないで生きるには21)

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 ↑久松さんの基本的な考え方が分かるとともに、就職しないで生きるには、という副題の観点が面白かったです。