東京から今治に移住した後、バスでしまなみ海道を渡り新幹線で福山から愛知に帰省する時に気をつけること
こんにちは。
黒川です。
今治から高速バスで福山に出て新幹線で帰省する際に起きたトラブルをシェアします。
なお、東京から今治に来て4か月が経とうとしている時の事案です。
①せとうちライナーのダイヤが上り列車ののぞみの出発時刻に対してギリギリの設定になっている。
平日ダイヤです。
8:25今治駅前発、9:54福山駅前着、10:03福山駅発の予定でした。
バスのダイヤは上り列車ののぞみに合わせて設定されているものだと思っていました。
しかし、きわめて順調に進んだにもかかわらず、着いたのはのぞみに間に合いそうもない時刻でした。
つまり、途中の停車専用のバス停を、偶然たまたま降車ボタンを押す人がいなかったためにどんどん飛ばして進むことができたにも関わらず、高速を降りた後から福山駅までの渋滞だけで、福山駅前到着は10:02、のぞみ発車の1分前でした。
スマートEX予約なので、ダッシュしてICカードタッチすれば間に合う可能性もあるかな…?
とりあえず指定席は1本後のさくらto新神戸→のぞみルートに変更しておきました。
乗車時刻の4分前までなら指定席の時刻変更が利くのは、スマートEXのメリットです。
②ICカード忘れ。
四国では交通系ICカードを使う機会がなく、財布の内容物を選考する時、「外れるのはSUICA、JR東SUICA。」といって、財布から抜きました。
そもそも今治駅には自動改札がありません。
遠出の用事ができ、スマートEX予約をするときは、「SUICAの追加召集を絶対に忘れない。」と心に念じるのですが、今回は忘れました。
タッチして自動改札を駆け抜けることができない…。
10:03のぞみ(①で指定席の時刻を変更しているため自由席)をあきらめました。
たとえ②のトラブルがなくても、福山駅では新幹線改札が在来線改札の中にしかない。
おそらくそれが理由となって、スマートEXのICカード乗車は、駅員に頼んで「在来線改札を通過してもいいよ」カードをもらわなければならない。
「スマートEX」は過大な広告であり消費者の誤解を招くため、「EX」に改称したほうがいいのではないかという思いがちらっと脳裏をよぎる余裕は、この時ありませんでした。
④クレジットカード忘れ。
ICカードを忘れた時点で、スマートEXで予約したきっぷを紙で受けとる方針に切り替えました。
受取機の前に立つと、「クレジットカード挿入口」の表記がありました。
「ああ、決済時のクレジットカードがないと受け取れないやつか…」。
予約番号だけで受け取れるようにならないものでしょうか。
私は東京にいる時に「Amazonカードクラシック」をスマートEX用に登録しました。
しかし、四国に来て、普段使いのカードは、家賃引き落としにも使っているイオンカードになっていました。
前述のメンバー発表時に、Amazonカードも選考から漏れ、自宅に待機しているのでした。
ICカードもない、クレジットカードがないから紙のきっぷを受け取ることもできない。
…。
しかたない。
イオンカードを決済用に登録し、既存の予約をキャンセルし、新規の予約を入れよう。
払い戻し手数料はあきらめるしかありません。
背に腹は代えられぬ。
泣く泣く往復で620円の手数料を支払い、10:18さくらに乗車することができました。
④さくらの指定席を購入できない。
残念なことは続きます。
新規の予約を入れる際、「さくらは、満席か指定席がない仕様かのいずれかだから、席の指定はありません。のぞみの指定に移ってください」という趣旨の案内が出ました。
平日のこの時間に満席ってことはないでしょう。
自由席だけの仕様なのかな…?
ホームに電車が入ってくると、指定席はありました。
そして、空いていそうな雰囲気でした。
…そうか!JRの区域の問題だ!なんて官僚的な組織なんだ!
スマートEXはJR東海のシステムです。のぞみは東京から博多まで走っているので、西の方でも指定席の予約ができます。
しかし、さくらはJR東海管区を走りません。
だから、スマートEXは、さくらの乗車券まではしょうがねえから面倒見てやるけど、指定席は知らねえよ、だって東海地方まで来ねえんだろ、という態度を取っているのでしょう。
混雑する自由席でなんとか空席を見つけ、for sightseeingと思われる外国人の隣に腰を落ち着けました。
幸せそうな寝息が聞こえてきます。
いかがだったでしょうか。
皆さんも、都会から田舎に写ったあとの新幹線移動には、十分お気をつけください。